FC2ブログ
08 «1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.» 10

株式会社 夢の友出版 公式ブログ

 

本屋大賞の選ばれ方 

 芥川賞や直木賞などの文学賞が編集者や著名な作家による選考なのに対して、「本屋大賞」の特徴は、現場の書店員の投票だけで決定されていることです。日頃から、「売りたい本が文学賞に選ばれないと」感じていた書店員たちが集まって始めたものです。近年、作家が選ぶ文学賞の選考結果が、読者の読みたいものと乖離してきたと感じている方も多いのではないでしょうか? それだけに、読者の動向や感覚を敏感に感じ取っている書店員が選ぶ「本屋大賞」は、大きな話題を呼び多くのベストセラーを生み出してきました。

 2004年の第1回受賞作品『博士の愛した数式』(小川洋子)は、単行本・文庫本を合わせると250万部近い大ベストセラーとなり大きな話題となりました。その後の受賞作品も、映画化やテレビドラマ化されるなど大ヒットが続いています。先ごろ発表された今年10回目の受賞作品『海賊とよばれた男(上下巻)』(百田尚樹)はすでに120万部の売れ行きだそうです。

 ところで、「本屋大賞」はどのようにして選ばれているのでしょうか? 小説作品を対象として書店員の投票で決められています。すべての書店員が有資格者です。第一次投票は、各書店員お薦めの3作品をそれぞれインターネットで投票し、その上位10作品に対して第二次投票が実施されます。
 第二次投票ももちろん書店員によって行われますが、その条件としてこの10作品すべてを読んで感想文を書くことが義務づけられています。そして各自がその中のベスト3を選んで投票し(1位3点、2位2点、3位1.5点)、総合点が一番の作品が大賞に選ばれます。単なる人気投票になることを避け、真に読者に受け入れられる作品を選考するという姿勢が感じられます。

 このような選考方法は、2008年に始まった「まんが大賞」や2009年から始まったCDショップ店員による売りたい邦楽アルバムを選ぶ「CDショップ大賞」などにも受け継がれ、各方面で注目を集めています。

FC2 Blog Ranking

関連記事
スポンサーサイト



Category: 文学

Thread: 文学・小説

Janre: 小説・文学

tb 0 : cm 0   

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://yumenotomopub.blog.fc2.com/tb.php/255-fe20949d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)